樹脂プラスチック材料環境協会 / Jushi Plastic Material Environment Association

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化学用語 用語集

シリコン樹脂(SI樹脂/Silicon/ケイ素樹脂)とは

シリコン樹脂(SI樹脂、ケイ素樹脂)とはオルガノポリシロキサン骨格を持つケイ素(Si)ベースの合成樹脂です。シリコンと酸素の強い結合を利用して製造されている樹脂で、シリコン製品に使用されている基本的な原料です。

シリコン樹脂はオルガノハロシランを水の存在下で縮合重合することで合成されます。物性を整えるため、硬化剤によって処理して製品化するのが一般的です。

シリコン樹脂は200度以上に耐えられるほどの耐熱性があり、-75℃程度の低温にも強いのが特徴です。紫外線耐性も高いことから、屋外での使用に広く活用できます。塗料としてもシリコンがよく用いられるようになり、一般的な住宅の外壁塗装や屋根塗装にも用いられています。

ただ、シリコン樹脂は耐溶剤性や耐薬品性はあまり高くはありません。しかし、シリコンは絶縁体として機能する特性を持っています。電子部品では欠かせない特性なので、シリコン樹脂が貴重な材料として頻用されています。

また、シリコン樹脂は生体親和性が高い性質があるのが特徴です。人の体によって異物として認識されるリスクが低いため、シリコンバッグとして体内に埋め込む、シリコンゴムとして手袋などに使用するといった用途が広がっています。

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