私達の周りを見てみると、様々なところでプラスチックが役立っています。テレビやラジオ、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品。自動車、電車などの車両関係や航空機。窓や浴槽、壁などの建材・住宅用途。農業用品や工業用品。食品用包装やケース。文房具やスポーツ、レジャー医療などはば広い領域でプラスチックが使用されています。
プラスチックという単語は、わたしたちに気持ちの良い響きをもたせ、やわらかい感じを与えます。辞書を調べるとその後現はギリシャ語の「プラステイコス」で「生長する」どんな形にもなる「柔らかい」・・・当の意味であり、英語では「可塑性のある」という意味に使用されています。
名詞にした場合は、英語なら「プラスチックス」と複数形にされていますが、日本語ではどうも語呂が悪くJISでも「プラスチック」と呼ばれています。
プラスチックの本質とは
- 有機化合物という本質
- 高分子物質という本質
- 可塑性という本質
動物や植物のような生物から生まれる天然高分子、石炭、石油、水、塩、空気などから作られた合成高分子で炭素をフレームとするものです。
分子量が10,000以上ある大きな分子
最終形態は固体になりますが、作るプロセスでは、熱・圧力により流れの現象を経過して作られ、力を加えて形をつけた後は、力を抜いても形が変わらない性質
プラスチックを分類する
プラスチックの分類する方法には、
- 性質が類似したものをまとめる
- 原料が何で出来ているかでまとめる
- 製造方法が類似しているものでまとめる
- 熱に対する性質でまとめる
などが考えられますが、一般的に「熱」に対する性質でまとめられ、「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に分けられます。
- 熱可塑性樹脂とは
- 熱硬化性樹脂とは
常温では硬く熱を加えると柔らかくなります。またこれを冷やすとそのままの形状で硬化するが、さらにもう一度加熱すると再度もとの状態に戻り、別の形状にすることができます。このように、加熱したり冷却したりすることで形状を変えられる性質をもつ樹脂を熱可塑性樹脂といいます。
熱を加えて柔らかくし、一定の形状に留めることで化学変化が進み固形化します。熱硬化性樹脂の場合は、一度固まった場合もう一度加熱しても柔らかくなることはありません。二度と形状を変えることができなくなります。