樹脂プラスチック材料環境協会 / Resin & Plastic Materials Environmental Association

原料・材料・機械・加工・環境ソリューションまで、信頼できる企業とダイレクトに接続。/ Raw materials, machinery, processing technologies, and environmental solutions — all in one network.

     

化学用語 用語集

ホモリシス(homolysis)とは

ホモリシス(homolysis)とはホモリティック開裂とも呼ばれる結合の開裂反応です。2つの原子間の共有結合において、結合に関与している電子対がそれぞれの原子に分配される開裂様式を指します。ホモリシスが起こると二つの原子はラジカルになるのが特徴です。

典型的なのは過酸化物の熱または光によるホモリシスで、ROORといった構造から酸素-酸素結合が開裂してRO・のラジカルが生じます。結合エネルギーが低い共有結合では加熱によるホモリシスが誘発されやすくなるため、化合物全体として熱分解をしやすい性質があるのが一般的です。また、塩素分子や臭素分子などのように光の吸収性が高い場合には加熱せずに光を照射するだけでホモリシスを起こします。

結合エネルギーの低い共有結合を有する化合物では紫外線の照射によってホモリシスを起こしやすく、吸光スペクトルを確認すると開裂しやすい光の波長を見極めることが可能です。ホモリシスによって生じたラジカルは再結合を起こして元の化合物に戻る場合もあります。しかし、ラジカルが他の分子と反応して重合反応を促進し、連鎖反応の開始剤としての役割を果たすこともあります。高分子合成ではホモリシスを伴うラジカル重合がよく用いられています。

このページに掲載されている企業・商品・材料等情報は、当協会が各企業の公式ホームページに掲載されている情報等を収集した上で、掲載を行っております。情報を精査し正しい情報掲載をしておりますが、当協会がそれを保証するものではありません(情報に誤りがあった場合は、お問合せフォームよりご連絡ください)。また、各種引用元のデータの変更、追加、削除などにより生じる情報の差異について、当協会は一切の責任を負わないものとします。当協会は、当サイトの掲載情報から直接的、または間接的に発生したと思われるいかなる損害についても責任を負わないものとします。  

-化学用語, 用語集
-,

関連記事

lca cfp

過酸化物(peroxide)とは

過酸化物(peroxide)とは2つの酸素原子が単結合によって結合している構造を持つ化合物です。過酸化物はペルオキシドとも呼ばれています。過酸化物の一方の酸素がアルキル基によって置換され、他方は水素が …

lca cfp

オゾン層破壊係数(ODP)とは

オゾン層破壊係数(ODP / Ozone Depletion Potential)とは大気中に放出された気体物質が成層圏にあるオゾン層を破壊する強さを示す指標です。標準物質としてフロン類のCFC-11 …

lca cfp

PGA(ポリグリコール酸/Poly Glycolic Acid)とは

PGAとはポリグリコール酸(Poly Glycolic Acid)です。生分解性プラスチックの一種で、1954年から存在を知られていることから物理特性の情報も多い樹脂です。クレハが大量生産のプロセスを …

lca cfp

樹脂プラスチックの難燃性規格まとめ(UL,IEC,ISO,DIN,EN,FMV,GB)

プラスチックの難燃性に関する規格は、材料が火に対してどれだけ抵抗できるかを評価するための基準です。以下に、主な難燃性規格をまとめました。 プラスチックの難燃性に関する主な規格 1. UL 94(アメリ …

lca cfp

摺動性を評価するための【PV値】とは?

PV値とは、プラスチック摺動部品の摺動性を評価テストする値として存在します。材料の摩擦が主に荷重とすべり速度に依存することから、その材料の使用できる限界値を限界PV値と言います。 たとえば、ポリカーボ …