ダンベル型試験片を使い、荷重及び引張速度をかえて試験を行います。熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、強化プラスチックについて規定されています。
引張り強さ
σ=F/A
σ:引張降伏強さ、引張破壊強さ、規定ひずみ降伏強さ [kg/mm2] [N/mm2]。
F:降伏等、最大荷重時、破壊時、規定歪みにおける荷重 [kg/mm2] [N/mm2]。
A:試験片の元の最小断面積。
伸び
l=(L-Lo)/Lo×100
l:引張降伏伸び、引張破壊伸び、引張最大荷重伸び [%]。
L:降伏時、破壊時、最大荷重時の標準線間距離
Lo:元の標準線間距離 [mm]
引張弾性率
引張応力 – ひずみ曲線のはじめの部分で平行に引いた直線で
Em=⊿σ/⊿ε
Em:引張弾性率 [kgf/mm2] [N/mm2]
⊿δ:直線上の2点間の元の平均断面積による応力差
⊿ε:同じ2点間のひづみの差
引張耐力
δos=Fos/A
δos:規定した永久ひずみに対する引張耐力 [kgf/mm2] [N/mm2]
引張割線弾性率
予備荷重を加えない場合
Esc=Fs/A
Est:規定したひずみにおける引張割線弾性率 [kgf/mm2] [N/mm2]
Fs:規定したひずみを生じるに要する荷重 [kgf] [N]
A:試験片の平均断面積 [mm2]
予備荷重を加えた場合
Es=Fa-Fs/εaA
Esc:規定したひずみεaにおける引張割線弾性率
Fa:予備荷重によって生じたひずみを出発点として、規定したひずみεaを生じる荷重 [kgf] [N]
εa:予備荷重によって生じたひずみを出発点とし規定したひずみ
A:試験片の元の断面積 [mm2]