樹脂・プラスチックは大きく2つの種類に分けられ、その分け方は「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」に分けられます。
熱硬化性樹脂は、樹脂・プラスチック自体を熱で温め柔らかくすることで形状を変化させることができます。しかし、熱硬化性樹脂の場合は、熱可塑性樹脂とは異なり、一度固まった場合はもう一度加熱しても柔らかくなることはありません。つまり、熱等で二度と形状を変化させることができなくなります。
たとえば、調理器具のなべ蓋のつまみやフライパンの持ち手などの樹脂・プラスチック部分は、熱硬化性樹脂です。
熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂の使用比率は、熱硬化性樹脂の樹脂・プラスチックが全体の10%程度です。
また、熱硬化性樹脂は熱可塑性樹脂と比べ製品種類が少なく、結晶樹脂・非結晶樹脂の分類もありません。