レジ袋有料化法が2020年7月より施行され、 現在コンビニエンスストアやスーパーなどではレジ袋を有料化しています。これはレジ袋などのプラスチック製買物袋の使用量削減を目的としています。
しかし、機能的なプラスチック製レジ袋・買物袋が必要とされる場面は引き続き多くあり、そこで環境に配慮したレジ袋が誕生しました。
その環境に配慮したレジ袋・買物袋を無料提供したい場合は、3つの方法があります。
- 海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のレジ袋・買物袋の場合
- バイオマスプラスチックを25%以上使用したレジ袋・買物袋の場合
- 0.05ミリ(50μ)以上のプラスチック製レジ袋・買物袋で、繰り返し使用することができる場合
今回は、バイオマスプラスチックのレジ袋・買物袋を製造販売するメーカーをご紹介します。
福助工業株式会社
「バイオマス・プラスチックを使用した製品でもコスト、物性は汎用樹脂並み」をコンセプトに開発した「バイオレフィン30S」「バイオレフィン10A」をご紹介します。
「バイオレフィン30S」は、バイオマス・プラスチックであるポリ乳酸を30%、「バイオレフィン10A」はポリ乳酸を10%含むため、その分の化石資源が節約でき、二酸化炭素排出量も削減することが出来ます。
また、コスト、物性も汎用樹脂と大きな差はなく、現在使用している汎用樹脂製品と同様に使用できます。
(注意)バイオレフィンは汎用樹脂を含むため、完全な物質循環型製品ではありません。(生分解性はありません)
バイオレフィン30S
- 化石資源を節約します。
- 植物由来プラスチック「ポリ乳酸」を30%使用しています。
- 価格面も考慮し使いやすくしています。
- 耐熱性はPLA容器より約10℃向上します。
株式会社サークルKサンクス様が採用しているバイオレフィン30Sの寿司容器
- HIPS素材に近い物性を示します。
- 安全な素材を使用しています。
バイオレフィン10A
- 化石資源を節約します。
- 植物由来プラスチック「ポリ乳酸」を10%使用しています。
※今後の開発により、ポリ乳酸使用量の増加を目指していきます。
- 価格面も考慮し使いやすくしています。
- 汎用樹脂に近い物性を示します。
- バイオマスマークを取得しています。
バイオマスマークは、植物由来プラスチック等のバイオマスを利用している製品に与えられるマークです。 - 安全な素材を使用しています。
原材料はすべてポリオレフィン等衛生協議会のPL(ポジティブリスト)に登録されているものを使用しています。
吉沢工業株式会社
吉沢工業には、さとうきび由来の原料を使用した「SUGAR GREEN」シリーズがあり、環境に配慮したレジ袋やポリ袋、空気緩衝材用などを製造しています。
「SUGAR GREEN」シリーズ
石油由来ポリエチレンと同じ「エチレン」から作られたさとうきび由来のポリエチレンは品質面、物性面は石油由来と同等であり、当製品に切り替えた重量の3倍のCO2排出量を削減することができます。あわせて、石油資源の節約にもつながります。
中川製袋化工株式会社
中川製袋化工株式会社は昭和4年に紙袋メーカーとして創業以来、包装用品の専門メーカーとして歩み続ける企業。
タイヨー(=太陽)マークで知られ、現在では大手ポリ袋メーカーと呼ばれるまでに成長。中川製袋化工株式会社が発明したレジ袋をはじめ、さまざまな製品を提供しています。
バイオランチバック
(植物由来バイオポリエチレン配合)
この袋は「CO2排出削減」や「石油資源枯渇防止」などに対応す るバイオポリエチレン(サトウキビを原料とした植物由来プラス チック)を使用した包装材です。
従来のNNランチバックと同サイズでバイオマス度10%の認証品。
バイオじゃろランチ
(バイオマス10%)
「CO2排出量削減」や「石油資源の節約」となる植物(サトウキビ)を原 料とするグリーン(バイオ)ポリエチレンを原料として配合した袋です。 環境負荷低減効果があり、植物由来10%以上の一般社団法人日本有機 資源協会のバイオマスマーク認証を受けています。 また、印刷インキを使用せずエンボス柄を利用してバイオマス認証を表 示したことにより、リサイクルし易い、環境にやさしいレジ袋です。
バイオじゃろ10有料袋
「CO2排出量削減」や「石油資源の節約」となる植物(サトウキビ)を原 料とするグリーン(バイオ)ポリエチレンを原料として配合した袋です。 環境負荷低減効果があり、植物由来10%以上の一般社団法人日本有機 資源協会のバイオマスマーク認証を受けています。 また、印刷インキを使用せずエンボス柄を利用してバイオマス認証を表 示したことにより、リサイクルし易い、環境にやさしいレジ袋です。
バイオNNパック25
「CO2排出量削減」や「石油資源の節約」となる植物(サトウキ ビ)を原料とするグリーン(バイオ)ポリエチレンを原料として配 合した袋です。環境負荷低減効果があり、植物由来25%以上の 一般社団法人日本有機資源協会のバイオマスマーク認証を受けて います。 容器包装リサイクル法の改正によりレジ袋の有料化が施行され ます。有料化対象外の一つ、バイオマスプラスチック25%以上 に対応しているので無償配布可能です。一枚毎にJANバー コードが印刷されているので有料化にも対応出来ます。
バイオランチバック25
「CO2排出量削減」や「石油資源の節約」となる植物(サトウキビ)を原料とする グリーン(バイオ)ポリエチレンを原料として配合した袋です。 環境負荷低減効果があり、植物由来25%以上の一般社団法人日本有機資 源協会のバイオマスマーク認証を受けています。 容器包装リサイクル法の改正によりレジ袋の有料化が施行されます。 有料化対象外の一つ、バイオマスプラスチック25%以上に対応しているので 無償配布可能です。 一枚毎にJANバーコードが印刷されているので有料化にも対応出来ます 袋底部に逆ハの字シールを施している為、お弁当などの内容物が傾き にくい構造の袋です。