共重合(copolymerization)とは複数のモノマーを重合させてポリマーを合成する方法です。よく行われているのは二種類のモノマーを重合させる方法ですが、三種類以上のモノマーを重合させることもできます。
重合の盛業が難しくなることから産業レベルでも大学研究レベルでも二種類のモノマーの共重合に焦点が置かれている場合がほとんどです。
共重合(copolymerization)には様々なパターンがあり、十号様式によって性質も大きく変化します。典型的な共重合の方法として知られているのが、交互共重合、ランダム共重合、ブロック共重合です。
交互共重合は二種類のモノマーを交互に結合させていくのが特徴で、異なる末端官能基を持つモノマーを使うのが一般的で、ジカルボン酸とジオールの共重合が典型例です。
ランダム共重合は配列に規則性がなく、類似した性質を持つモノマーを無秩序に重合させるのが特徴です。エチレンとプロペンのランダム共重合によるポリプロピレンの合成がよく知られています。
ブロック共重合は各モノマーを数十から数万という単位でブロック単位で重合させていくのが特徴です。AとBの重合であればAAAABBBBAAAABBBBといった形です。
ブロック単位で合成した後で結合する方法と、同じ成長末端からA、Bを交互に伸長させていく方法が用いられています。